Windows 11 コンテキストメニューにファイルをフォルダーへコピーまたは移動オプションを追加する

Windows 11ではコンテクストメニューにヴィジュアル的変化がありまして、最小限のデザインで提供され、角が丸く、透明なUIがあり、モバイルインターフェイスに準拠したデザイン要素があります。

目次
Windows 11 コンテキストメニューにファイルをフォルダーへコピーまたは移動する項目を追加する 1. ファイルやフォルダーをコピーまたは移動する 2. ドラッグアンドドロップでコピーまたは移動する 3. コンテキストメニューにアイテムをフォルダにコピーまたは移動オプションを追加する 3-1. レジストリエディターを起動する 3-1-1. フォルダへコピーのキーを作成する：{C2FBB630-2971-11D1-A18C-00C04FD75D13} 3-1-2. フォルダへ移動のキーを作成する：{C2FBB631-2971-11D1-A18C-00C04FD75D13} 4. 結果を確認する 5. フォルダへコピーまたは移動キーを削除して元に戻す

Windows 11 コンテキストメニューにファイルをフォルダーへコピーまたは移動する項目を追加する
1. ファイルやフォルダーをコピーまたは移動する
2. ドラッグアンドドロップでコピーまたは移動する
3. コンテキストメニューにアイテムをフォルダにコピーまたは移動オプションを追加する
3-1. レジストリエディターを起動する
3-1-1. フォルダへコピーのキーを作成する：{C2FBB630-2971-11D1-A18C-00C04FD75D13}
3-1-2. フォルダへ移動のキーを作成する：{C2FBB631-2971-11D1-A18C-00C04FD75D13}
4. 結果を確認する
5. フォルダへコピーまたは移動キーを削除して元に戻す

▼　以下のように選択したファイルとフォルダを1右クリックしますと、従来のWindows 10 オプションのいくつかが削除されています。Microsoftは切り取り、コピー、貼り付けなどの基本的なオプションも削除し、その代わりにコンテキストメニューの上部または下部にアイコンとして表示させています。

ファイルやフォルダーをコピーまたは移動する

▼　Windowsではファイルやフォルダーを管理する際によく使われているのがコピー(Copy)機能です。Windows 11ではコンテクストメニューにヴィジュアル的変化がありまして、以下のように選択したファイルとフォルダを右クリックしますと、 1コピーアイコンと 2切り取りのはさみアイコンが見えます。

ドラッグアンドドロップでコピーまたは移動する

よく使われるのがファイルやフォルダーをショートカットキーCtrl + Cを使用してアイテムをコピーし、またはCtrl + Xで切り取り、Ctrl + Vショートカットで別の場所に貼り付ける機能です。

▼　その他に、マウスを使って1コピーするには、Ctrlキーを押しながらファイルをドラッグアンドドロッ(Drag and Drop)します。ターゲットの移動先まで移動してマウスから指を離します。

▼　ファイルやフォルダーを1移動(切り取り)するには、Shiftキーを押しながらファイルをドラッグアンドドロップします。

コンテキストメニューにアイテムをフォルダにコピーまたは移動オプションを追加する

このチュートリアルでは、Windows 11のコンテキストメニューに、アイテムをターゲット先のフォルダーへコピーとフォルダーへ移動の2つのオプションを追加または削除する方法を紹介します。

▼　以下のWindowsエクスプローラーでは1ファイルをマウス右クリックし、2その他のオプションを表示 ▶ 3フォルダにコピーとフォルダに移動オプションが表示されています。

レジストリエディターを起動する

▼　以下のように、 Windows + Rキーを押し、ファイル名を指定して実行を開きます。テキストボックスに1regeditと入力し、2OKボタンをクリックします。

▼　レジストリエディタの実行を許可するかについてのユーザーアカウント制御(UAC)画面が表示されます。1はいボタンをクリックします。

▼　レジストリエディタが起動したら、以下のキーまで移動します。万が一の場合に備えて、レジストリを変更する前にバックアップを必ず行うことをお勧めします。

\HKEY_CLASSES_ROOT\AllFilesystemObjects\shellex\ContextMenuHandlers

フォルダへコピーのキーを作成する：{C2FBB630-2971-11D1-A18C-00C04FD75D13}

▼　まずコンテキストメニューにフォルダへコピーのオプションにあたるキーを作成します。1ContextMenuHandlersキー上でマウス右クリックし、2新規 ▶ キー(K)をクリックして新しいキーを作成します。

▼　1新しいキー＃1が作成されます。

▼　新しいキー＃1の名前を1{C2FBB630-2971-11D1-A18C-00C04FD75D13}に書き換えます。

フォルダへ移動のキーを作成する：{C2FBB631-2971-11D1-A18C-00C04FD75D13}

▼　今度は上記と同じ方法でフォルダへ移動のオプションを表示させるキーとして1{C2FBB631-2971-11D1-A18C-00C04FD75D13}という名前を付けたキーを作成します。

結果を確認する

コピーの対象となるアイテムをマウス右クリックして上記のフォルダへコピーオプションをクリックしますと、以下のポップアップ画面が表示されます。

▼　1ターゲットの場所(ここでは、デスクトップ)を選んで、2コピーボタンをクリックします。これでデスクトップに対象のアイテムがコピーされているはずです。

▼　フォルダへ移動オプションも同様の方法でアイテムを移動させます。1ターゲットの場所を選んで、2移動ボタンをクリックします。これは対象アイテムの切り取りとなるので元の場所から移動先へ移ります。

フォルダへコピーまたは移動キーを削除して元に戻す

コンテキストメニューのフォルダへコピーとフォルダへ移動のオプションが不要な場合は、以下の方法でレジストリキーを簡単に削除することで、コンテキストメニューから非表示になります。

▼　まず、フォルダへコピーにあたる{C2FBB630-2971-11D1-A18C-00C04FD75D13}キーを1マウス右クリックし、2削除を選択します。ポップアップ画面上で3はいボタンをクリックします。これでコンテキストメニューからフォルダへコピーオプションは消えます。

同じ方法でその下のフォルダへ移動も削除します。これで元の状態に戻ります。