https://www.billionwallet.com > Windows 10 > システム(System) > USBメモリーや外付けハードディスク(HDD)への書き込み(コピー)を禁止/解除する - Windows 10
データの持ち運びに便利な媒体であるUSBメモリーを使うのが当たり前な時代です。今回は、USBメモリーへの書き込みを禁止し、読み込み専用(Read Only)にする方法について紹介しましょう。
読み込み専用(Read Only)にするいくつかのメリットがあります。USBメモリーに保存されているファイルを読み取り専用にすることで、勝手にファイルが削除されたりフォーマットされることを防げます。また元のファイルの内容が違う形に変形され保存されるのを防止します。
他にUSBメモリーがウィルスに感染されることなくパソコンを安全に守れます。特別な環境下のパソコンでは適用されない可能性はありますが、コマンドプロンプト(Command prompt)を使用してUSBメモリーの読み込み専用作業を行います。
キーボードの Windows + Xキーのショートカットキーを押すと、以下のように管理メニューが表示されます。コンテキストメニューの一覧からコマンドプロンプト(管理者)(A)をクリックします。
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Windows 10 Creators Update(バージョン1703)後には スタートボタンの右クリックメニューからコマンドプロンプト項目がなくなってしまいました。Windows Powershell が既定の表示シェルになりました。コマンドプロンプトに切り替える方法は以下のリンク先から確認できます。
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スタート画面の右クリックメニューから消えているコマンドプロンプトを表示する方法▼ コマンドプロンプト(Command prompt)が表示されます。ここでドライブ(パーティション)やディスク、ボリュームの管理に有用なコマンドラインDISKPARTを使用します。以下のようにDISKPARTとコマンドを入力します。
▼ 現在PCに配列されている全てのドライブを表示します。LIST DISKコマンドを使います。以下のようにドライブが展開します。ここではUSBメモリーである《ディスク 5》に書き込み禁止を適用してみます。
▼ まず対象となるドライブを選択します。SELECTコマンドを使用します。以下のようにSELECT DISK 5コマンド入力し Enterキーを押します。
▼ ここから本番に入り、ATTRIBUTESコマンドを使用して読み取り(Read-Only)専用のドライブに変更してみます。以下のようにATTRIBUTES DISK SET READONLYコマンドラインを入力し Enterキーを押します。これで設定完了です。
▼ EXITコマンドを入力してDISKPARTコマンドを終了し、コマンドプロンプトを終了します。
▼ 確実な結果を確認するために、一旦パソコンを再起動します。
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▼ 書き込み禁止設定済みのUSBメモリーにファイルを貼り付けしようとすると、以下のように「このディスクは書き込み禁止になっています。」とメッセージが表示されます。以下の再試行ボタンを押しても結果は同じです。
▼ ファイル種類に関係なく、ファイルの貼り付けはできません。
▼ 以下も同様です。
ここで注意することは問題は、USBメモリーなどリムーバブルディスクに割り当てられるディスク番号は固定ではないので、対象となるドライブのディスク番号が正しいのか指定前に確認しましょう。
▼ 他にも、以下のパス(path)でレジストリ情報をいじって特定のドライブを書き込み禁止にすることも出来るようです。
HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→Control
▼ 以下のでStorageDevicePolicies > WriteProtectにて値のデータを1に設定します。
結果から言いますと、上記のレジストリエディター上での設定ではUSBメモリーへの書き込み禁止が機能していませんでした。特定のパソコン環境下でしか適用しないのかわかりませんが、必ずしもすべてのWindows10 OSに適用されるとは言えないかもしれません。
▼ ディスクへの書き込み禁止を解除するには、以下のようにATTRIBUTES DISK CLEAR READONLYコマンドラインと実行します。これで通常の書き込みができるようになります。
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