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Administratorビルトインアカウント名を変更してセキュリティを強化する～ローカルグループポリシー(gpedit.msc)-Windows 10

Windows10のアカウントには通常標準ユーザーアカウントと管理者アカウントがありますが、その管理者アカウントと別途に管理者権限を持つAdministratorといったビルトインアカウントで、名前があらかじめ知られています。

これはWindowsインストール後にデフォルトで作成されているアカウント名で、既定の設定では無効になっていますが、有効に切り替えて使用することが可能ですし、ユーザーアカウント制御(UAC)のダイアログも表示されません。既定ではパスワードなしでログオンができます。

悪意を持った攻撃者がPCに侵入し、この1Administratorアカウントを使って不正なことを行う可能性がありますので、Administratorアカウント名の変更やパスワードを作成することで少しでも外部からの攻撃に対してセキュリティ強化に役に立つと思われます。

このように　こうしたセキュリティに脆弱性のあるAdministratorという名前を、別の名前に変更することで直接攻撃は回避できるかもしれません。しかし名前の変更だけであって、管理者アカウントとしての権限はそのまま引き継がれます。

名前の変更はローカルセキュリティポリシーあるいはグループ・ポリシーのセキュリティオプションで設定可能です。

Administratorアカウント名を変更する

▼　Windows + Rキーを押し、ファイル名を指定して実行を開いて、テキストボックスに1gpedit.mscと入力し、2OKボタンをクリックします。

ローカルグループポリシーエディターウィンドウが表示されましたら、以下のフォルダーまで移動します。

コンピューターの構成\Windows の設定\セキュリティの設定\ローカルポリシー\セキュリティオプション

▼　右側の1Administratorアカウント名の変更項目をダブルクリックします。

▼　ローカルセキュリティの設定タブにて、1新しい名前アカウント名を入力し、2OKまたは適用ボタンをクリックします。これで設定は終わりました。

▼　結果を確認します。以下ののスタートボタンをマウス右クリックして、1コンピューターの管理をクリックします。

▼　以下のように、Administratorアカウント名が1新しい名前(ここでは、Boomer)に変わりました。