https://www.billionwallet.com > システム(System) > CPUプロセッサの交換 - CPU取り外しと取り付け方
ある日突然PC起動が不能になり、PCが完全クラッシュされてしまいました。マザーボードも古くなっているし、ハードディスク(HDD)も不具合が発生しているため、久しぶりに自作PCを組み立ててみることにしました。
しかし駄目になったPCを捨てずにCPUとマザーボードだけを取り換えればそのままPCの寿命延長ができると思いましたので、まずCPU取り外し作業で取っておくことにしました。CPUモデルはIntel Core i7-3770(CPUソケットの形状:LGA 1155)です。これは購入して5~6年ほど経っていますが、まだ十分使えるものです。
CPUの取り外し作業を行う前にまずCPUクーラーを外さなければなりません。以下を参照にしてください。
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CPUプロセッサを交換する時に注意すること:CPUクーラーの取り外し方法あたり前な話ですが、作業を行う前に必ずPCの電源を切り、電源ケーブルを抜きます。CPUクーラーを外しますと以下のようにCPUが見えます。
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▼ 以下のようにCPUの表面に1グリスがついています。既に乾燥して固くこびり着いている状態です。後ほどグリスクリーナと綿棒などを使ってきれいにします。CPUを固定させている2留め具(レバー)を外します。
▼ 以下のようにレバーを押しながら横にスライドさせてから上に引き上げますとロックが解除されます。
▼ これでCPUの取り外しができます。CPUを軽く指でつまむとすぐとれます。これからCPUに付着しているグリスを取り除きましょう。ここで用意するものがグリスクリーナですが、随分時間が経過してしまいグリスが固くこびりついている場合は、グリスクリーナだけではきれいに取れない可能性があります。
グリス(シリコングリス、シルバーグリス)は、CPUとCPUクーラーのヒートシンクの間に塗りつけるネバネバした液体状のものです。これはCPUから発生した熱を効率よくヒートシンクに伝導し、CPUファンからの風で熱を下げる促進剤のような役割をします。
パソコンを使い始めて使用時間が長くなるとCPUグリスが乾燥して固まったりして、グリスの熱伝導率が悪くなりCPUの温度を効率よく下げにぐくなります。出来れば定期的にCPUグリスを塗り直して効率よく熱伝導率を維持しましょう。
固まったグリスをグリスクリーナーでうまく除去できない場合は、エタノール入りのウエットティッシュを使ってきれいに剥がしましょう。CPUソケットの中に入り込んでいるものは、CPUソケットカバーをあげて傷つけないようにエアダスターにノズルをつけて掃除します。
▼ きれいに拭き取れました。これで熱伝導率もアップします。
▼ 以下はCPUを取り外した後です。Core i7-3770のCPUソケット(LGA 1155)形状です。
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今度は自作PCにおいて、CPUの取り付けについて紹介します。CPU(Central Processing Unit)のアップグレードは、もっと快適なPC環境のための重要なコンポーネントです。今回PC性能をアップグレードするために高性能のCPU装着のPC組み立てを行いました。取り付け後にマザーボードのBIOSをアップグレード更新する必要があるかもしれません。
▼ 以下のマザーボード名はASRocK Z370 KILLER SLI/ACです。取り付けCPUはIntel Core i7-8700です。
Z370チップセット搭載のマザーボードを購入すると、CPU装着場所に保護カバーが付いています。保護カバーには「このマザーボードは第8世代コアプロセッサのみサポートしているので、6・7世代のCPUはサポートしない」との警告メッセージです。
保護カバーはCPUを取り付ける前に外すか、またはCPU装着中に自然に外されるようにするかは個人の判断に任せます。
▼ ここではCPUソケットの留め具(レバー)を引き上げてから、CPUを取り付ける前に先にCPUカバーを外しました。
▼ マザーボードのCPUソケットには対応可能なCPUを装着します。マザーボード購入する時にはCPUモデルや型番に対応できるのかをメーカーのホームページで確認します。逆にマザーボードに合うCPUを選ぶときにも事前に確認する必要があります。今回はCore i7-8700に対応可能なマザーボードを選びました。
▼ CPUの表面と裏です。ソケットに取り付ける際はCPU外側の窪みをCPUソケットの出っ張りに合わせます。
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▼ CPUをマザーボードのCPUソケットに取り付けます。CPUソケットはピンがたくさん入っています。CPUの窪みと1ソケットの形状を合わせてピンを傷つけないようにゆっくり慎重にCPUをソケットに置きます。
CPUソケットの2ロックレバーを下方向に押し下げます。その際に CPUソケットのフレームの窪みをソケットの前にある丸いネジにかみ合わせてからレバーを押してロックをかけます。
▼ これでCPUの取り付けが終わりました。
その次に、CPUから発生する熱を効果的にCPUクーラーに伝える1グリスをCPU上に塗ります。以下のように市販のグリスは注射器タイプに入っているシリコングリスが普通です。ちなみに以下のグリスは熱伝導率が5.6W/mKです。
よくCPUの負荷がかかり熱発生が多く、その分CPUの使用頻度が多い場合は熱伝導率が高いグリスを使用します。熱伝導率が高いほど値段も上がります。 使用方法はCPUの真ん中あたりに米1粒程度にグリスをつけてCPU上に(ヘラを使って)まんべんなく広げます。
▼ 一般的にIntel CPUのリテール(ボックス/パッケージ)品を購入しますと、以下のCPUクーラーが付属しています。更にCPUクーラーに熱伝導シート(グリス)が貼ってありまするので、それで十分であれば別途グリスを塗る必要はないと個人的にそう思います。しかしCPUの効果的な冷却効果のために一定時間が経ったら塗りなおすこともいいかもしれません。
▼ 結果、PCのBIOSを確認しますと、正常にCPUが認識されています。
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