Windowsコマンドプロンプトには履歴機能が組み込まれているため、現在のセッションで実行したコマンドをすばやく表示できます。さらに良いことに、コマンドプロンプトは、コマンド履歴を操作するための多くのキーボードショートカットやその他のトリックを提供します。
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▼ WindowsターミナルでコマンドプロンプトやWindows PowerShellのコマンド履歴を表示する簡単な方法は、キーボードの上下の矢印キー(
方向キー)を使って1既に実行済みのコマンド履歴を呼び出すことです。同じコマンドを二度入力せずに最近入力したコマンドをすばやく実行できます。さらに
キーを押しますと、現在のコマンドプロンプトセクションにて実行した最初のコマンドを呼び出します。逆に、 キーは一番最近実行したコマンドが表示されます。▼ キーボードの上下の矢印キー
▼ PowerShellコンソールを使用しているときに1historyコマンドを入力し
キーを押します。これで最近入力したすべてのコマンド履歴のテキストファイル(.txt)が作成され、ユーザープロファイルディレクトリに保存されます。PowerShellウィンドウを閉じると、コマンド履歴は完全に削除されます。▼ テキストファイル(.txt)を開いてみます。
キーを押し、ファイル名を指定して実行を開きます。テキストボックスに1%userprofile%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\PowerShell\PSReadlineと入力し、2 ボタンをクリックします。▼ ファイルエクスプローラーが開きます。以下のフォルダーに1ConsoleHost_history.txtというテキストファイルがあります。これをダブルクリックします。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\PowerShell\PSReadline
▼ テキストファイルには過去PowerShellで入力したすべてのコマンド履歴が表示されます。
▼ 次に、コマンドプロンプトにて実行されたすべてのコマンド履歴を確認してみます。1doskey /historyコマンドを入力し
キーを押します。これで最近入力したすべてのコマンド履歴が表示されます。▼
キーを押しますと、コマンド履歴をオーバーレイとして表示します。1上下の矢印キーを使用してコマンドを選択し、実行します。 キーを押して、コマンドを実行せずにオーバーレイを閉じます。▼ 更にコマンド履歴が多い場合、1
キーを押して、2特定のコマンドに当てはまるナンバーを入力して呼び出すことができます。Enter command number:に番号を入れて キーを押します。▼ 上記で指定した番号に当てはまる特定のコマンド《ipconfig》が呼び出されました。
▼ コマンド履歴のテキストファイルをユーザーが指定したフォルダーとファイル名で作成・保存できます。1doskey /history > [ユーザー指定の保存場所]と入力し
キーを押します。▼ 上記で指定したテキストファイルの保存場所に移動しますと、すべての1コマンド履歴のテキストファイルが保存されているのが確認できます。
コマンドプロンプトのウィンドウを閉じますと、入力したコマンドの履歴をすべて消去されます。コマンドプロンプトはセッション間のコマンド履歴は引き継がれませんので、再び別のコマンドプロンプトを起動して実行したコマンド履歴は、ゼロから記録されます。
▼ コマンドを使用して履歴サイズを0に設定して、現在のセッションで入力したコマンドを覚えていないようにコマンドプロンプトに指示できます。1doskey /listsize=0コマンドを実行すると、すべてのコマンド履歴が削除されるだけではなく、その後に実行したコマンドは履歴に一切残らず消えてしまいます。
▼ 以下の1clsコマンドは、コマンドプロンプト画面上に表示されているすべてをキレイに消してくれます。ただし、入力したコマンドの履歴を消去するのではなく、ただ単に画面をキレイにするだけなので、実行したコマンド履歴はそのまますべて残ります。