Windowsでファイルエクスプローラまたはインターネットブラウザを下にスクロールするときは、通常マウスホイールを使用してスクロールします。ところが、マウスの性能によっては、マウスホイールが希望通りに動作しない場合もあり、不便な場合があります。Windows 11でファイルエクスプローラのスクロールバーの幅を変更する
▼ その場合には、直接マウスでスクロールバーをクリックして下にドラッグしてスクロールしますが、下記のようにWindows 11のスクロールバーの幅が狭くて使用に不便があります。
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このチュートリアルでは、Windows 11のレジストリエディタでスクロールバーのサイズを変更する方法を紹介します。ただし、これはMicrosoft Storeアプリや設定やスタートメニューなど、最新のUIで使用されるスクロールバーのサイズには影響しません。
▼ 以下のように、
キーを押し、ファイル名を指定して実行を開きます。テキストボックスに1regeditと入力し、2 ボタンをクリックします。▼ レジストリエディタの実行を許可するかについてのユーザーアカウント制御(UAC)画面が表示されます。1
ボタンをクリックします。▼ レジストリエディタ画面が開いたら、以下のパスに移動します。
WindowMetricsキーの右ペインにあるスクロールバーのサイズを変更する文字列値を設定します。スクロールバーの高さ(ScrollHeight)と幅(ScrollWidth)を設定します。
初期値は-255です。希望する値に-120(小)から-1500(大)まで値を入力します。値設定方法は、《-15 x 希望するサイズ(ピクセル))》で算出した値を入力します。
▼ ここでは極端に最大サイズ(-1500)を入力してみます。高さよりもまず《幅》を設定します。1ScrollWidthをダブルクリックして文字列の編集画面を表示します。2値のデータに-1500を入力した後、3
ボタンをクリックします。スクロールバーの高さを変えたい場合は、同じようにScrollHeightの値のデータに希望する数値を入力します。
上記の設定を反映して結果を確認するには、ログアウト後に再度ログインするか、PCを再起動する必要があります。
▼ 結果を確認してみると、まずファイルエクスプローラでスクロールバーの幅が、上で設定した値(-1500)に対応して極端に太くなっているのがわかります。
▼ ファイルダイアログボックスを見ると、さらにスクロールバーの幅が太くなっています。
▼ インターネットブラウザのMicrosoft Eageやクロム(Chrome)に適用されたスクロールバーの幅です。
▼ ペイント(Paint)に適用されたスクロールバーです。
▼ レジストリエディタ(Registry Editor)です。
▼ コントロールパネル(Control Panel)です。
▼ 上記のように、以下の設定アプリ、Microsoft Store、スタートメニューなどの最新のUIで使用されるスクロールバーのサイズは影響を受けず、本来のままです。
▼ メモ帳もスクロールバーのサイズは影響を受けません。
▼ Microsoft Storeも本来のままです。
▼ ユーザーのPC環境に適した値を適用して使用するだけです。以下の場合はScrollWidthの値を《-350》で適用した状態です。