Windows 11でメモリ圧縮(Memory Compression)を無効または有効にする

投稿者: | 2022年3月4日

メモリ圧縮(Memory Compression)は、Windows 10で導入された新機能であり、メモリページの一部を圧縮形式でRAMに保存することにより、RAMに他の方法よりも多くのデータを保存できます。

たとえば、アプリケーションが4GBのデータを同時にRAMに格納する必要がある場合、Windowsには3GBの非圧縮データと0.5GBの圧縮データがあり、実際にはRAMで1GBを占有します。

目 次

メモリ圧縮を使用すると、Windowsはページスワップアウトを減らすためにメモリの一部を圧縮します。これは、PCに十分な物理メモリがない場合に非常に便利です。かつてHDDがメインだった時期と比べると、最近はSSDが普及しているため、ページイン・ページアウト時の性能低下はわずかです。

メモリ使用と圧縮状況を確認する

▼ タスクマネージャを開きます。 Windows + Rキーを押し、ファイル名を指定して実行ウィンドウを開いて、テキストボックスに1taskmgrと入力し、2OKボタンをクリックします。

Windows 11でメモリ圧縮を無効または有効にする方法

▼ 1パフォーマンスタブを選択し、2メモリをクリックすると3使用中のメモリ(10.8GB)と圧縮(72.7MB)容量の確認ができます。

Windows 11でメモリ圧縮を無効または有効にする方法
タスクマネージャー(task manager)を使用してWindowsの起動を高速化する
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ところで問題は、メモリ圧縮/解除時にCPUを使用するため、システムメモリが十分で、実際のメモリ使用率が高くない場合は、メモリ圧縮機能は《オフ》にしCPUに負担をかけないのが良いでしょう。このチュートリアルでは、Windows11でメモリ圧縮を無効または有効にする方法を示します。

メモリ圧縮が有効/無効になっているかどうかを確認する

▼ Windowsターミナルを開いてWindows PowerShellを起動します。以下の1Get-MMagentと入力しEnterキーを押して、コマンドを実行します。

しかし、以下おように2アクセスが拒否されました。とエラーメッセージが表示される場合があります。これは、Windowsターミナルを管理者権限で起動する必要があります。

Windows 11でメモリ圧縮を無効または有効にする方法

▼ 管理者権限Windowsターミナルを開いてWindows PowerShellを起動し、再度1Get-MMagentコマンドを実行してみますと、以下の2MemoryCompression:Trueで、これは現在メモリ圧縮が有効になっています。

Windows 11でメモリ圧縮を無効または有効にする方法
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メモリ圧縮を無効または有効にする

▼ メモリ圧縮を無効または有効にする必要がある場合は、以下コマンドを入力してEnterキーを押します。まず1Disable-MMAgent -mcコマンドを実行してメモリ圧縮を無効にします。

その後コマンド2Get-MMagentを実行してメモリ圧縮が正常に無効になっているかどうかを確認します。3MemoryCompression:Falseと表示され、これでメモリ圧縮は無効になりました。

 
Windows 11でメモリ圧縮を無効または有効にする方法

▼ 反対に、1Enable-MMAgent -mcコマンドを入力してEnterキーを押します。これでメモリ圧縮を有効にします。

その後コマンド2Get-MMagentを実行してメモリ圧縮が正常に有効になっているかどうかを確認します。3MemoryCompression:Trueと表示され、これでメモリ圧縮は有効に変わりました。

Windows 11でメモリ圧縮を無効または有効にする方法

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