コントロールパネルの古いクラシックなパーソナライズ設定には、テーマ設定、デスクトップの背景、色と外観、サウンド、スクリーンセーバー設定、デスクトップアイコン設定、マウスポインター、および通知領域アイコンが含まれています。Windows 11 コンテキストメニューにクラシックな設定を追加する
▼ 以下のデスクトップ画面上でマウス右クリックし、1その他のオプションを表示 > 2Personalize(classic)を選択しますと38項目のサブメニューが表示されます。
これらのパーソナライズ設定は、Windows 11の設定アプリに新たに用意されています。コントロールパネルから従来のパーソナライズ設定を引き続き使用する場合は、デスクトップのコンテキストメニューに上記のPersonalize(classic)《パーソナライズ(クラシック)》を追加して、使いやすくすることができます。
コンテキストメニューにPersonalize(classic)を追加するには、管理者としてサインインし、レジストリエディタにてレジストリ情報を変更する必要があります。
▼ 以下のように、
キーを押し、ファイル名を指定して実行を開きます。テキストボックスに1regeditと入力し、2 ボタンをクリックします。▼ レジストリエディタの実行を許可するかについてのユーザーアカウント制御(UAC)画面が表示されます。1
ボタンをクリックします。▼ 《レジストリエディター》 ウィンドウが開きます。まず現在ログインしているユーザーの場合は、以下のパス(path)まで展開します。
HKEY_CLASSES_ROOT\DesktopBackground\Shell\
コンテキストメニューにPersonalize(classic)を追加するために、以下の一連のレジストリ情報を追加していきます。いくつかのレジストリ情報に分かれて、内容は長いのですが、実際に同じ内容のレジストリを繰り返し行うだけです。
▼ まず《Shell》キーの下に《Personalization》サブキーを新規追加します。《Shell》キーを1マウス右クリックし、2新規 > 2キーを選択します。
▼ 1新しいキー #1》の名前を2Personalizationに書き換えます。
▼ 作成した《Personalization》サブキーに以下の4つの《文字列値》を新規追加します。以下の新しい名前と値を作成していきます。
[HKEY_CLASSES_ROOT\DesktopBackground\Shell\Personalization]
“Icon“=”themecpl.dll”
“MUIVerb“=”Personalize (classic)”
“Position“=”Bottom”
“SubCommands“=””
▼ 例えば、最初に《Icon》値を作成します。1マウス右クリックし、2新規 > 3文字列値をクリックします。
▼ 1新しい値 #1の名前を2Iconに書き換えます。文字列値は《REG_SZ》で表します。
▼ 1《Icon》値をダブルクリックし、文字列の編集画面にて《値のデータ》に2themecpl.dllと入力したら3
ボタンをクリックします。▼ 以下のように、《Icon》の値が作られました。
▼ 引き続き、上記と同様な方法で、以下の残り3つの値を作成していきます。ここで1《SubCommands》値の場合は、2値がないので、《SubCommands》値をダブルクリックして3値のデータを空白のままにしておきます。
“MUIVerb”=”Personalize (classic)”
“Position”=”Bottom”
“SubCommands”=””2
▼ 結果、《Personalization》キーに4つの文字列値が作成されました。
▼ 次に、上記と同様な方法で、《Personalization》キーに《shell》サブキーと、さらに《shell》キーに《001flyout》サブキーを新規作成します。 作成後に、《001flyout》サブキーに以下の3つの文字列値を作成します。
[HKEY_CLASSES_ROOT\DesktopBackground\Shell\Personalization\shell\001flyout]
“MUIVerb“=”Theme Settings”
“ControlPanelName“=”Microsoft.Personalization”
“Icon“=”themecpl.dll”
▼ 以下のように、《001flyout》キーに《command》サブキーを新規作成します。次に、《command》キーの既定の文字列値に以下の値を入れます。1《既定》値(@)をダブルクリックし、《値のデータ》に2文字列値を入力します。
[HKEY_CLASSES_ROOT\DesktopBackground\Shell\Personalization\shell\001flyout\command]
@=”explorer shell:::{ED834ED6-4B5A-4bfe-8F11-A626DCB6A921}“
これで《001flyout》キーの作成が終わりました。ここからは同じ作成方法で、《002flyout》から《008flyout》まで新規作成し値を入れます。
▼ 次に、《Personalization\shell》キーに1《002flyout》サブキーを新規作成します。作成後に、《002flyout》サブキーに以下の22つの文字列値と 1つのDWORD(32ビット)値を作成します。
[HKEY_CLASSES_ROOT\DesktopBackground\Shell\Personalization\shell\002flyout]
“Icon”=”imageres.dll,-110”
“MUIVerb”=”Desktop Background”
“CommandFlags”=”dword:00000020″
▼ 以下のように、《002flyout》キーに1《command》サブキーを新規作成します。次に、《command》キーの既定の文字列値に以下の値を入れます。2《既定》値(@)をダブルクリックし、《値のデータ》に3文字列値を入力し4
ボタンをクリックします。[HKEY_CLASSES_ROOT\DesktopBackground\Shell\Personalization\shell\002flyout\command]
@=3“explorer shell:::{ED834ED6-4B5A-4bfe-8F11-A626DCB6A921} -Microsoft.Personalization\\pageWallpaper”
▼ 《Personalization\shell》キーに1《003flyout》サブキーを新規作成します。作成後に、《003flyout》サブキーに以下の22つの文字列値を作成します。
[HKEY_CLASSES_ROOT\DesktopBackground\Shell\Personalization\shell\003flyout]
“Icon”=”themecpl.dll”
“MUIVerb”=”Color and Appearance”
▼ 以下のように、《003flyout》キーに1《command》サブキーを新規作成します。次に、《command》キーの既定の文字列値に以下の値を入れます。2《既定》値(@)をダブルクリックし、《値のデータ》に3文字列値を入力し4
ボタンをクリックします。[HKEY_CLASSES_ROOT\DesktopBackground\Shell\Personalization\shell\003flyout\command]
@=”3explorer shell:::{ED834ED6-4B5A-4bfe-8F11-A626DCB6A921} -Microsoft.Personalization\\pageColorization”
▼ 《Personalization\shell》キーに1《004flyout》サブキーを新規作成します。作成後に、《004flyout》サブキーに以下の22つの文字列値を作成します。
[HKEY_CLASSES_ROOT\DesktopBackground\Shell\Personalization\shell\004flyout]
“Icon“=”SndVol.exe,-101”
“MUIVerb“=”Sounds”
▼ 以下のように、《004flyout》キーに1《command》サブキーを新規作成します。次に、《command》キーの既定の文字列値に以下の値を入れます。2《既定》値(@)をダブルクリックし、《値のデータ》に3文字列値を入力し4
ボタンをクリックします。[HKEY_CLASSES_ROOT\DesktopBackground\Shell\Personalization\shell\command]
@=”3rundll32.exe shell32.dll,Control_RunDLL mmsys.cpl,,2″
▼ 《Personalization\shell》キーに1《005flyout》サブキーを新規作成します。作成後に、《005flyout》サブキーに以下の22つの文字列値を作成します。
[HKEY_CLASSES_ROOT\DesktopBackground\Shell\Personalization\shell\005flyout]
“Icon“=”PhotoScreensaver.scr”
“MUIVerb“=”Screen Saver Settings”
▼ 以下のように、《005flyout》キーに1《command》サブキーを新規作成します。次に、《command》キーの既定の文字列値に以下の値を入れます。2《既定》値(@)をダブルクリックし、《値のデータ》に3文字列値を入力し4
ボタンをクリックします。[HKEY_CLASSES_ROOT\DesktopBackground\Shell\Personalization\shell\005flyout\command]
@=”rundll32.exe shell32.dll,Control_RunDLL desk.cpl,,1″
▼ 《Personalization\shell》キーに1《006flyout》サブキーを新規作成します。作成後に、《006flyout》サブキーに以下の22つの文字列値と 1つのDWORD(32ビット)値を作成します。
[HKEY_CLASSES_ROOT\DesktopBackground\Shell\Personalization\shell\006flyout]
“Icon“=”desk.cpl”
“MUIVerb“=”Desktop Icon Settings”
“CommandFlags“=dword:00000020
▼ 以下のように、《006flyout》キーに1《command》サブキーを新規作成します。次に、《command》キーの既定の文字列値に以下の値を入れます。2《既定》値(@)をダブルクリックし、《値のデータ》に3文字列値を入力し4
ボタンをクリックします。[HKEY_CLASSES_ROOT\DesktopBackground\Shell\Personalization\shell\006flyout\command]
@=”3rundll32.exe shell32.dll,Control_RunDLL desk.cpl,,0″
▼ 《Personalization\shell》キーに1《007flyout》サブキーを新規作成します。作成後に、《007flyout》サブキーに以下の22つの文字列値を作成します。
[HKEY_CLASSES_ROOT\DesktopBackground\Shell\Personalization\shell\007flyout]
“Icon“=”main.cpl”
“MUIVerb“=”Mouse Pointers”
▼ 以下のように、《007flyout》キーに1《command》サブキーを新規作成します。次に、《command》キーの既定の文字列値に以下の値を入れます。2《既定》値(@)をダブルクリックし、《値のデータ》に3文字列値を入力し4
ボタンをクリックします。[HKEY_CLASSES_ROOT\DesktopBackground\Shell\Personalization\shell\007flyout\command]
@=”3rundll32.exe shell32.dll,Control_RunDLL main.cpl,,1″
▼ 《Personalization\shell》キーに1《008flyout》サブキーを新規作成します。作成後に、《008flyout》サブキーに以下の23つの文字列値を作成します。
[HKEY_CLASSES_ROOT\DesktopBackground\Shell\Personalization\shell\008flyout]
“Icon“=”taskbarcpl.dll,-1”
“MUIVerb“=”Notification Area Icons”
“CommandFlags“=dword:00000020
▼ 以下のように、《008flyout》キーに1《command》サブキーを新規作成します。次に、《command》キーの既定の文字列値に以下の値を入れます。2《既定》値(@)をダブルクリックし、《値のデータ》に3文字列値を入力し4
ボタンをクリックします。[HKEY_CLASSES_ROOT\DesktopBackground\Shell\Personalization\shell\008flyout\command]
@=”3explorer shell:::{05d7b0f4-2121-4eff-bf6b-ed3f69b894d9}”
これですべてのレジストリキーと値の作成が終了しました。レジストリエディターを閉じたら、正常に設定されているのかをデスクトップ画面上でアプリを開いてみます。
▼ デスクトップ画面上でマウス右クリックし、1その他のオプションを表示 > 2Personalize(classic)を選択しますと38項目のサブメニューが表示されます。