https://www.billionwallet.com > Windows 10 > システム(System) > Windows Sandboxで信頼できないアプリケーションをインストールしてテストする - Windows 10
Windows 10 build 18305をInsidersに公開したとき、現在Windows 10バージョン1903の目立つ機能の1つが、Windows Sandbox(サンドボックス)機能です。Windows Sandbox機能を使用すると、システムの他の部分に影響を与えない独立したOS環境で信頼できない疑わしいアプリケーションを実行・テストすることができます。
これは共用PCによく使われていたOSリセット用のアプリに似たような機能です。またHyper-V仮想マシンのように親OSの中に仮想環境のOSを設けます。一度パソコンにインストールしたアプリは、パソコンを再起動するときれいに消されてパソコンを元の状態に戻します。
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Windows Sandboxは、アプリケーションを安全に実行するための新しい軽量デスクトップOS環境です。EXE実行ファイルをダウンロードしたが、実行するのが怖いとか、Windowsのクリーンインストール状況で何か操作する必要があったり、仮想マシンをセットアップするのが面倒くさいなどの理由でWindows Sandboxを試してみるのもいいかもしれません。
しかし、通常のOSと違ってWindows Sandboxは再起動が必要なインストーラをサポートしていません。また Microsoftストアはありません。現時点では高dpiディスプレイやマルチモニター構成を完全にはサポートしていません。
通常、Windows Sandboxは仮想マシンをセットアップすることでこれを実現できます。Windows Sandboxを終了すると、すべての変更が削除されます。Windows Sandboxを有効にするには管理者権限でサインインする必要があります。またWindows ProおよびEnterpriseバージョン(ビルド18305以降)のみこの機能を利用できます。さらに以下の要件を満たす必要があります。円滑な操作のためには、ある程度高めのリソースが要求されます。
▼ まず、現時点で使用している1Windows OSバージョンが、Windows 10 ProまたはWindows 10 Enterprise 64ビット(ビルド18305以降)なのかを確認します。
▼ 以下のWindowsの設定 > システム > バージョン情報からでも確認できます。
▼ 最新のWindowsバージョンは以下のWindows Updateからダウンロードインストールできます。
▼ 更に、Windows Sandboxを有効にするには、UEFI/BIOS設定で仮想化が有効になっていることを確認する必要があります。有効になっていれば、以下のタスクマネージャで1仮想化が有効になっているかどうかを確認できます。無効になっている場合は、マザーボードのVirtualization UEFI/BIOS設定についてメーカーのマニュアルを参照して有効に切り替えましょう。
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▼ Windows Sandboxの設定は初期状態では無効化されているので、Windowsの機能の有効化または無効化のダイアログから有効化する必要があります。まずコントロールパネルを開いて1プログラムと機能をクリックします。
▼ 左側の1Windowsの機能の有効化または無効化をクリックします。
▼ 1Windowsの機能ウィンドウが開きます。下にスクロールしてWindows サンドボックスオプションをチェックし、2OKボタンをクリックします。その後、セットアップウィザードに従ってインストールを完了します。PCを再起動します。
▼ インストールが完了したら、Windows Sandboxを昇格した権限/管理者権限のWindows PowerShellで以下のコマンドラインを実行するだけです。以下のコマンドラインをコピーして貼り付けたらEnterキーを押します。
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Windows 10 コマンドプロンプトとWindows Powershellを相互に切り替える方法PS C:\WINDOWS\system32> 1Enable-WindowsOptionalFeature –FeatureName "Containers-DisposableClientVM" -All -Online
▼ Windows Sandboxの起動準備を進めます。
▼ Windows Sandboxの起動準備ができたので、PCを再起動する必要があります。Yesということで1yを入力します。パソコンが再起動されます。
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▼ 再度Windowsにログインしましたら、いよいよWindows Sandboxを起動します。Windows検索にて1Windows Sandboxで検索し、検索結果から2Windows Sandboxアプリを起動します。
▼ しばらく経ちますと、以下のWindows Sandbox画面が表示されます。仮想マシンのゲストOSのように、Windows10のデスクトップ画面です。 スタートボタンをクリックしますと、最低限のスタートメニューが表示されます。
▼ Windows Sandboxを終了するときには、電源ボタンから操作します。
▼ 例えば、以下のようにWindows SandboxにてGoogle Chromeブラウザをインストールし使っても、一度シャットダウンしてから再度起動してみますと、初期化されてしまいChromeブラウザも削除されます。
▼ Windows Sandboxが不要な場合、以下のコマンドラインを実行して無効にします。上記と同様に以下のコマンドラインをコピーして貼り付けたらEnterキーを押します。
PS C:\WINDOWS\system32> 1Disable-WindowsOptionalFeature –FeatureName "Containers-DisposableClientVM" -Online
▼ Hyper-V仮想マシンと同様にWindows SandboxもすべてのWindows機能や設定を行うには別途1ライセンス認証を受ける必要があります。
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