https://www.billionwallet.com > Windows 10 > セキュリティとプライバシー(Security and Privacy) > Microsoftクラウドのプライバシーダッシュボードからアクティビティ履歴を削除する - Windows 10
仮想デスクトップは1台のPCに用途に合わせて複数のデスクトップを作って効率よく作業を行うことができる便利な機能です。さらにタイムラインが追加されて過去30日間のユーザーのPC作業履歴(アクティビティ)が確認できて過去の作業ファイルを呼び出すことができます。
しかし、これをフル活用するにはMicrosoftアカウントでサインインして アクティビティの履歴もオンにしておく必要があります。これにより既定の設定ではユーザーが行っているPC作業が記録されMicorsofotに送信されてしまいます。
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[Windows10 Ver.1803]さらに進化したタイムライン付きの仮想デスクトップの使い方PCでユーザーがどのような作業を行ったのか過去30日間の履歴が保存され追跡できます。アクティビティの履歴とは、ユーザーがWindow10搭載の標準アプリやインストール済みのソフトウェアを使って作業を行っている間に、どのようなアプリやサービスを使用したのか、どのWebサイトを閲覧したかなどの情報がPCに記録されます。収集されたアクティビティ履歴は、一旦PCのローカルディスク保存されます。
Microsoft Edge を使用している場合、アクティビティ履歴には閲覧履歴も含まれます。 InPrivate タブまたはウィンドウを使用して閲覧した場合は、アクティビティ履歴が保存されません。
このアクティビティ履歴はユーザーがMicrosoftアカウントで PCにサインインしてWindowsに許可した場合、アクティビティ履歴が Microsoftに送信される仕組みですが、ユーザーの許可とは関係なく既定の設定が許可するようになっています。それを知らない限り、ユーザーの行動パターンは継続してMicrosoftサーバーに送信されます。
PCはもちろん、スマートフォンやタブレットなどモバイルデバイスで Microsoft Edgeなどの Microsoftアプリ、Word、ExcelなどのMS Office系アプリを使用した場合、アクティビティ履歴が作成されMicrosoftに送信され、ユーザーのエクスペリエンスのデータを収集してMicrosoftの製品やサービスの改善に使われます。
仮想デスクトップのタイムラインはローカルアカウントでも利用できますが、過去最大30日間のアクティビティ履を確認するにはMicrosoft アカウントでサインインする必要があります。以下のようにローカルアカウントユーザーにはMicrosoftアカウントでのサインインを誘導する通知が表示されています。
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[Windows10] ローカルアカウントをMicrosoftアカウントに切り替える方法ユーザーのアクティビティ履歴がWindowsの品質向上に使用されるとは言ってますが、個人データやプライバシーという敏感な問題と関係があるため、できればMicrosoftサーバーへの送信を止めたいわけです。幸い、Windows10では無効にする項目が用意されています。まず Windows + Iキーを押してWindowsの設定を開き、1プライバシーをクリックします。
▼ 左の1アクティビティの履歴タブをクリックしますと、右側に詳細な設定項目が表示されます。まず以下の2つの項目に規定としてチェックされていますが、2つともチェックを外してオフにします。
2WindowsでこのPC からのアクティビティを収集する:例えば、MS Officeで作業したものを翌日以降または数日の間にタスクビューのタイムラインにて確認ができます。いつでも作業を再開できます。
3WindowsでこのPCからクラウドへのアクティビティを同期する:例えば、MS Officeで作業したものを最大で30日間タイムラインで確認できるだけでなく、別のデバイスからでも呼び出して作業を再開することもできます。これをオフにすると、アクティビティ履歴を Microsoftに送信する動作が停止されます。
複数のアカウントを使用している場合は、ユーザーのPCと関連付けられているローカルアカウントやMicrosoft アカウントについてそれぞれアクティビティ履歴が収集され、ローカルディスクに保存されます。
特定アカウントのアクティビティがタイムラインに表示されないように除外することもできます。以下のように現在サインインしているMicrosoftアカウントが表示されているので、該当する1アカウントをオフに変更します。
現在サインインしているMicrosoftアカウントをオフにした場合、 タスクビューのタイムラインから対象のユーザーアカウントのアクティビティ履歴が非表示になります。Microsoftアカウントを非表示にしても、データはデバイスやクラウドから削除されません。
Microsoft アカウントを使用している場合は、クラウドで同期されたアクティビティの履歴データを管理できます。アクティビティの履歴の削除は、PCに保存されているアクティビティ履歴と Microsoftクラウドに送信されたアクティビティ履歴の両方を削除することができます。
アクティビティの履歴を消去するの下に表示されている削除対象となるMicrosoftアカウンから1クリアボタンをクリックします。これでデバイスからすべてのアクティビティ履歴が削除されます。
引き続き、Microsoftクラウドからアクティビティ履歴を削除してみます。2Microsoftアカウントのアクティビティ データを管理するをクリックします。これでMicrosoftクラウドのWebページが開きますので、対象となるMicrosoftアカウントでログインします。
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▼ 現在サインインしているMicrosoftアカウントに関するアクティビティの履歴を削除してみます。Microsoftサーバーにアクセスする必要があるので、サインインします。以下の1サインインをクリックし、該当する2Microsoftアカウントをクリックします。
▼ Microsoftアカウントの1パスワードを入力し、2サインインボタンをクリックします。
▼ Microsoftアカウントを確認するために、1ユーザーアカウント確認用のメールアドレスから確認用のコードを受信する必要があります。1メールアドレスをクリックします。
▼ Microsoftアカウントのメールアドレスではなく、1ユーザーアカウント確認用のメールアドレスを正しく入力し、2コードの送信ボタンをクリックします。
▼ ユーザーアカウント確認用のメールアドレス先にセキュリティコードが配信されます。1コピーしておきます。
▼ 上記でコピーした1セキュリティコードを貼り付けるか入力し、2確認ボタンをクリックします。
▼ MicrosoftアカウントのユーザーがPC作業で行った検索、閲覧、位置情報、音声、アプリやサービス利用のアクティビティ履歴のデータは、Microsoftクラウドのプライバシーダッシュボードで表示および管理されています。
メニューから1プライバシーをクリックし、詳細メニューから2アクティビティの履歴をクリックしますとすべてのデータ項目をまとめた画面が表示されます。
▼ プライバシーダッシュボードには以下の項目 - アプリとサービス、音声、検索、閲覧、メディア、場所 - についてアクティビティの履歴が表示されます。プライバシーダッシュボードでデータが表示されない場合は、MicrosoftアカウントでWindowsデバイスにサインインしていないか、最近データをクリアしたり、Microsoftがデータを収集または同期することを許可する設定をオフにしていることなどが原因と考えられます。
データの削除は至って簡単です。以下の核項目の除去ボタンをクリックしたら表示される詳細データを確認して、一度ですべてのデータを削除するか、個別に削除するかを決めて実行します。
Cortanaの閲覧の履歴が有効な場合、Microsoft Edge の閲覧の履歴が Microsoft に送信されます。Microsoft の機能とサービスは、これらのデータを基に、タイムリーかつインテリジェントな応答や積極的でパーソナライズされた候補を提供すると共に、ユーザーに代わってタスクを処理します。
▼ 閲覧のアクティビティは、以下の操作を行った場合にのみ表示されます。
Windowsで
Cortanaを有効にする。
Cortanaで閲覧履歴をオンにする。
Microsoft EdgeでCortanaを有効にする。
▼ 閲覧の履歴を削除したい場合は、閲覧履歴を表示および除去するボタンをクリックします。
他の検索エンジンと同様に Bing でも、個人用設定や自動提案など、より有用な検索結果を提示するために、検索履歴を利用します。 Cortana は、そのデータを使用して、タイムリーで知的な回答やユーザーに合った提案を提供するなど、ユーザーのためのタスクを実行します。
▼ 検索アクティビティは以下の操作を行った場合にのみ表示されます。
Bingから検索を実行する。
Cortanaから検索を実行し、その結果、BingのWebページが開く。Bingページは開いていない場合は、検索アクティビティは表示されません。
MicrosoftアカウントでBingにサインインする。
▼ 閲覧の履歴を削除したい場合は、検索履歴を表示および除去するボタンをクリックします。
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目的地へのルート案内や、現在地に関連するデータを表示するために、提供された位置情報、または、GPSなどのテクノロジを使用して検出された位置情報が使用されます。
▼ 閲覧の履歴を削除したい場合は、位置情報アクティビティを表示および除去するボタンをクリックします。
Windows、Cortana、その他のクラウドベースで音声対応の Microsoft 製品/サービスで音声コマンドを使用する場合は、Microsoft により音声録音が収集および保存されます。これは、音声認識やその他のパーソナライズされた音声エクスペリエンスの精度を向上することにより、全体的なエクスペリエンスを改善することが目的です。 Microsoft では、Microsoft の製品およびサービスの機能を強化して、ユーザーの発音パターンや音声パターンを正しく認識するために、ユーザーの音声コマンド データを利用します。
▼ 音声のアクティビティを削除したい場合は、位置情報アクティビティを表示および除去するボタンをクリックします。
Microsoft のアプリやサービスで映画やテレビを見るときには、メディア アクティビティに関するデータが収集されます。これにより、エンターテイメントやコンテンツに関してより関連性の高いおすすめ情報が提供されます。
▼ メディア アクティビティを削除したい場合は、メディア アクティビティを表示および除去するボタンをクリックします。
Microsoft の製品またはサービスを使用する場合、アクティビティに関するデータを Microsoft アカウントに保存することがあります。このデータには、使用するアプリやサービスと、その使用方法に関する情報が含まれます。 この情報は、Microsoftの製品を改善し、快適に使えるようにするのに役立ちます。
▼ 製品およびサービスのアクティビティを削除したい場合は、アプリおよびサービスのアクティビティを表示および除去するボタンをクリックします。
Microsoft の製品またはサービスを使用する場合、エクスペリエンスの品質を測定するために信頼性とパフォーマンス データを収集します。 このデータは、これらの製品とサービスの正常性を示し、それらの問題を解決して改善するのに役立ちます。
▼ 製品とサービスのパフォーマンスを削除したい場合は、製品とサービスのパフォーマンスデータをクリアボタンをクリックします。
▼ 例えば、以下のように最近使用した製品およびサービスのアクティビティの履歴を削除したい場合は、1アプリおよびサービスのアクティビティを表示および除去するボタンをクリックします。
▼ 2一度ですべてを削除するか3個別に削除するかを決めて実行します。1つ1つ個別に削除する場合は単にアプリごとに削除をクリックするだけで、特にお知らせメッセージなく削除されます。
ここでは一度のクリックですべての履歴を削除してみます。2アクティビティの除去をクリックします。
▼ 以下のように、削除された場合に生じる不具合について警告メッセージが表示されますが、ここで1クリアボタンをクリックします。
▼ データ削除が行われます。
▼ 結果、1現在、このMicrosoftアカウントに関連つけられているデータはありません。と表示されます。アクティビティ履歴が必要なユーザーはデータ削除に気を付けて行ってください。
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