Windows 10 プライベートネットワークとパブリックネットワークを切り替える~プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレス(パブリックIPアドレス)

Windows 10ではネットワークの接続場所によってプライベートネットワークとパブリックネットワークに分かれています。

プライベートネットワーク

簡単に言いますと、以下のように、プライベートネットワークは一般家庭や会社内のプライベートIPアドレスで構築されたネットワークです。

プライベートIPアドレス

一般家庭や会社内などに割り当てられていネットワークのIPアドレスです。ローカルIPアドレスともいいます。ルータによってローカルネットワーク上のPCやデバイスへ割り当てられます。

プライベートIPアドレスは、外部に公開されてないため、基本的に外からのアクセスはできません。通常、多く使われているIPアドレスは「192.168.X.X」です。

プライベートIPアドレスだけでは、インターネットは繋がりません。ルーター機器で「プライベートIPアドレス」と「グローバルIPアドレス」の相互変換を行うことでインターネットが利用できます。

例えば、ルーターを通して1つのパブリックIPアドレスのみルータに割り当て、ルーターに接続しているそれぞれのPCにはプライベートIP アドレスが割り当てられてインターネットにアクセスが可能になります。

一方、パブリックネットワークはインターネットのような公共回線へアクセスする時のグローバルIPアドレスで構築されたネットワークです。

グローバルIPアドレス

パブリックIPアドレスとも言われ、外部に公開されているIPアドレスです。インターネット上のユーザーのローカルネットワークを識別するために、ISP(インターネットサービスプロバイダ)が提供するIPアドレスです。

ユーザーのPCがルーターを介さずにインターネットに直接接続されている場合、PCのIPアドレスはパブリックIPアドレスです。

パブリックIPアドレスは外部に公開されているため、インターネットに接続している他のPCからのアクセスが可能になります。パブリックIPアドレスを使用する場合は、ファイアウォールなどのセキュリティーソフトウェアをPCにインストールする必要があります。

▼　現在接続中のネットワークはネットワークと共有センターで確認できます。通知領域の1ネットワーク(イーサネット/無線LAN(Wi-Fi))のアイコンをマウス右クリックし、2ネットワークと共有センターを開くをクリックします。

▼　以下のようにSSID(ここでは、Buffalo-B-41G2)の下に1プライベートネットワークと表示されています。

▼　プライベートネットワークとパブリックネットワークを相互に切り替えるためには、以下のWindowsの設定 > 1ネットワークとインターネットから入ります。

▼　有線LANの場合、以下の1イーサネットタブをクリックし、右側の2SSID(ここでは、Buffalo-B-41G2)をクリックします。無線LANの場合、1Wi-Fiタブをクリックします。

▼　以下のトグルスイッチをオンにすると、プライベートネットワークになります。1オフの場合は、パブリックネットワークに切り替わります。

このネットワーク上の他のPCやデバイスが、このPCを検出できるようにします。この機能は、自宅や職場のプライベートネットワークでオンにして、公共のネットワークではオフにすることをお勧めします。

▼　トグルスイッチが《オフ》になった場合、以下のように、自動的に1パブリックネットワークに変ります。