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Windows 10 他のユーザーにEFS暗号化したファイルまたはフォルダへのアクセスを許可する方法～証明書のインポート

暗号化ファイルシステム(EFS)で暗号化されたファイルまたはフォルダは、第3者に無断で盗用されないようにデータを保護する強力な暗号化機能です。他のユーザーにも、暗号化されたファイルを開くことができるようにしたい場合は、ファイルを暗号化した際に一緒に作成した証明書のバックアップを共有することにより、可能となります。

他のユーザーが暗号化されたファイルを開くことができるように権限を付与する方法について紹介します。準備しなければならないことは、暗号化されたファイルまたはフォルダと証明書のバックアップファイルです。証明書はファイル暗号化キーです。

[Windows10]EFS(暗号化ファイルシステム)で暗号化されたファイルやフォルダの証明書をバックアップする

証明書をインストールして、暗号化されたファイルを開く

▼　暗号化されたファイルと証明書のバックアップファイルを他のユーザーに伝達したということから以下を説明します。家族間でのファイル共有を想定してみればいいと思います。

まず、渡されたバックアップ証明書(ファイルの暗号化キー)が格納されているフォルダにて、証明書をマウス右クリックしてコンテキストメニューから1PFXのインストールをクリックします。

▼　証明書のインポートウィザードの開始画面が表示されます。保存場所から1現在のユーザーを選択し、2次へボタンをクリックします。

このウィザードでは、証明書、証明書信頼リスト、証明書失効リストをディスクから証明書ストアにコピーすることができます。

証明書機関によって発行された証明書は、ユーザーのIDを確認し、データを保護したり、またはセキュリティで保護されたネットワーク接続を提供するための情報を含んでいます。証明書ストアは、証明書が保管されるシステムの領域です。

▼　インポートするファイルでは、ファイル名を指定します。1参照ボタンをクリックして、保存された証明書のバックアップファイル(.pfx)を指定します。2次へボタンをクリックします。

▼　秘密キーの保護画面では、バックアップ証明書の作成時に設定した1パスワードを入力した後、2次へボタンをクリックします。

▼　証明書を保存する場所を指定します。証明書ストアは、証明書を格納するシステム領域です。別の場所を指定しない限り、デフォルト値として1証明書の種類に基づいて、自動的に証明書ストアを選択するを選んだら、2次へボタンをクリックします。

▼　これで証明書のインポートウィザードが完了しました。1完了ボタンをクリックします。

▼　インポートを完了しました。1OKボタンをクリックします。

▼　これで他のユーザーも暗号化されたファイル共有が可能になりました。

暗号化したファイルにアクセスするためには、必ず証明書が必要です。証明書を紛失または削除された場合には、ファイルを開くことができない問題が発生するので、必ず証明書をバックアップすることをお勧めします。

[Windows10] Windowsファイルエクスプローラ上でフォルダーまたはファイルを暗号化する方法 [Windows10] EFS(暗号化ファイルシステム)で暗号化されたファイルやフォルダの証明書をバックアップする