https://www.billionwallet.com > Windows 10 > ハードディスクドライブ(HDD)とストレージ > MBR(マスターブートレコード)とGPTパーティションの違い:パーティションスタイルを確認する - Windows 10
PCに電源を入れますと、Windows OS(オペレーティングシステム)は、OSを起動する前にハードディスクドライブのすべてのパーティションを確認する必要があります。ドライブのパーティションスタイルには、古いMBR(Master Boot Record:マスターブートレコード)とGPT(GUIDパーティションテーブル)の2つが使用されています。
GPTパーティションスタイルはMBRより最新の方式でWindowsのブートモードをUEFIモードで起動するドライブです。レガシBIOSモードでWindowsシステムをブートする時はドライブがMBRパーティションである必要があります。
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MBR(Master Boot Record)は、ドライブのパーティションを管理するための従来のパーティション構造で、ハードディスクドライブやフロッピーディスクの先頭に位置するブートセクタです。
MBRは1983年に初めてIBM PCのDOSに導入されました。多くのシステムと互換性があるため、幅広く使用されています。しかし、MBR(BIOSブート用)は最大4つのプライマリパーティションしかサポートしません。MBRは32ビットを使用するため、ドライブのパーティション容量を最大2TB(テラバイト)までしか認識できません。
▼ 2TB以上のハードディスクをパーティション作成する場合は、以下のように、2TBを超えた領域は1未割当て」として表示されます。
GPTは新しい標準であり、最新のPC オペレーティングシステムはすべてGPTをサポートしています。2TB以上の大容量のハードディスクドライブをサポートをしてくれます。ほとんどの最新のPCに適用されています。UEFIモードのOSはGPTを使用するドライブにのみインストール可能です。
Windowsの64ビットバージョンを実行しているUEFIモードのPCは、GPT形式のドライブからのみ起動します。GPTではほぼ無制限のパーティションが作成できます。Windowsでは最大128個のパーティションが作成できますので、MBRのような拡張パーティションを作成する必要はありません。
GPTはMBRに比べてOSの起動時間が早くなりますが、格段に向上させることはありません。要は、GPTパーティションスタイルはOSが64bit版であり、UEFIブートモードに対応しているマザーボードでのみOSが起動可能であるということです。
使用中のPCのハードディスクのパーティションスタイル(MBRかGPT)を確認する方法にはいくつかあります。
▼ スタートメニューを右クリックするか、 Windows + Xキーを押して 1ディスクの管理をクリックします。
▼ または Windows + Rキーを押してファイル名を指定して実行を開きます。テキストボックスに1diskmgmt.mscと入力し、2OKボタンをクリックします。
▼ ディスクの管理画面が表示されます。該当するディスク上で1マウス右クリックし、2プロパティをクリックします。
▼ 1ボリュームタブをクリックします。真ん中のパーティションスタイルの右側に、ここでは2マスタブートレコード(MBR)と表示されています。
▼ GUIDパーティションテーブル(GPT)の場合は、以下のように表示されます。
▼ スタートメニューを右クリックするか、 Windows + Xキーを押してコンテキストメニューからデバイスマネージャーをクリックし、以下の画面を出します。デバイス項目のうち、1ディスクドライブを展開させ、対象となる2ハードディスクドライブをダブルクリックします。
▼ 1ボリュームタブをクリックします。2表示ボタンをクリックしますと、3マスタブートレコード(MBR)またはGUIDパーティションテーブル(GPT)のどちらかが表示されます。
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▼ ハードディスクやパーティション、またはボリュームを管理するDiskpartコマンドを使用します。スタートメニューを右クリックするか、1 Windows + Xキーを押して 2Windows PowerShell(管理者)をクリックします。
▼ 以下のように1diskpartとコマンドを入力しEnterキーを押します。DISKPARTに切り替わったら、2list diskコマンドでハードディスクドライブの一覧を表示させます。
以下の場合は、ディスク 0のGPT項目が空白で何も表示されてないので、このパーティションスタイルはマスタブートレコード(MBR)となります。
▼ ディスク形式がGPTである場合、GPT列に1アスタリスク(*)の印が表示されます。
最新のPCでは伝統的な方式(レガシBIOS / MBR)では対応できなくなりつつあります。もっと効率よくPCの性能を100%引き出せるように、自分のPCが64ビットシステムで、ハードディスク容量が2TB以上であり、またUEFIモードをサポートする仕様であれば、GPTドライブの使用がメリットあると思います。
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