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右クリックメニュー/コンテキストメニューにファイルを《完全に削除する》項目を追加する方法

通常、Windowsではファイルやフォルダを削除すると、そのアイテムはすぐ完全に削除されるのではなく、既定でごみ箱に移動し貯まります。完全に削除したい場合は、以下のようにマウス右クリックして1ごみ箱を空にするを行う必要があります。

▼　またはごみ箱の中で、完全に削除したいファイルを選択して削除を行います。

▼　ここで、上記のような面倒な方法を使わずに、以下のように、削除の対象となるファイルやフォルダを直接マウス右クリックメニューから1完全に削除をクリックし、簡単に削除できる設定方法を紹介します。

レジストリエディターを起動する

▼　まず以下のように Windows + Rキーを押し、ファイル名を指定して実行を起動します。テキストボックスに1regeditと入力し、2OKボタンをクリックします。

▼　レジストリエディタの起動を許可するかどうかのユーザーアカウント制御(UAC)画面が表示されます。1はいボタンをクリックします。

▼　レジストリエディタウィンドウが開きます。まず、現在のログインしているユーザーの場合は、以下のパス（path）まで移動・展開します。

新しいキーを作成する：Windows.PermanentDelete

▼　まず1shellキー上でマウス右クリックし、2新規 > キー(K)をクリックして新しいキーを作成します。

▼　「新しいキー＃1」の名前を1Windows.PermanentDeleteに変更します。

新しい値を作成する《1》

▼　次に、Windows.PermanentDeleteの新しい値を作成します。Windows.PermanentDeleteキーの右ペインの空きスペースにてマウス右クリックし、1新規 > 文字列値(S)をクリックして新しい値を作成します。

▼　新しい値＃1の名前を1CommandStateSyncに書き換えます。

▼　次に、1CommandStateSyncの値をダブルクリックし、 2値のデータのテキストボックスは空欄のままにしておきます。3OKボタンをクリックします。

新しい値を作成する《2》

▼　上記と同じ手順で、新しい値としてExplorerCommandHandlerを作成し、以下のように編集します。1ExplorerCommandHandlerの値をダブルクリックします。2値のデータのテキストボックスに{E9571AB2-AD92-4ec6-8924-4E5AD33790F5}と入力し、3OKボタンをクリックします。

新しい値を作成する《3》

▼　引き続き、上記と同じ方法で、新しい値としてIconを作成し、以下のように編集を行います。1Iconの値をダブルクリックします。2値のデータのテキストボックスにshell32.dll,-240と入力し、3OKボタンをクリックします。

新しい値を作成する《4》

▼　最後に、上記と同じ方法でで、新しい値のPositionを作成します。上記と同じ手順で、新しい値＃1の名前をPositionに書き換えた後に、以下の値を入力します。1Positionの値をダブルクリックします。2値のデータのテキストボックスにBottomと入力し、3OKボタンをクリックします。

▼　結果、以下のように、4つの値を作成しました。

結果を確認する前に

結果を確認するためには、上記で設定したレジストリ値を反映・更新する必要があります。PCを再起動するか、一旦ログアウトする必要がありますが、本当に面倒なことなのでタスクマネージャーでWindowsファイルエクスプローラを再起動することにより、簡単に結果を反映する方法をご紹介します。

タスクマネージャーで再起動する

▼　まず、1Windowsエクスプローラを起動した後、ショートカット Windows + X キーを押して、2タスクマネージャーを起動します。

▼　次に、プロセスタブにてWindowsエクスプローラ上で1マウス右クリックし 2再起動をクリックします。一瞬、PCが更新されます。

結果を確認する

Windowsファイルエクスプローラ上で削除したいファイルをマウス右クリックしてみましょう。以下のように、1完全に削除項目が付け加えられているのがわかります。

▼　クリックしてみますと、以下のようにファイルの削除画面にてこのファイルを完全に削除しますか?と確認メッセージが表示されます。1はいボタンをクリックしますと、ファイルが削除されます。

▼　削除後に以下のごみ箱を確認してみますと、上記で削除されたファイルが残らずに完全に削除されていることがわかります。