https://www.billionwallet.com > Windows 10 > システム(System) > Windows 10で作成できないファイル名を強制的に作成する~Con Aux Prn Nul Com0~Com9 Lpt0~Lpt9
Windowsでは原則 ” \ / < > | : * ?などの特殊文字をファイル名として使用することができません。例えば、デスクトップにてフォルダーを新規作成しファイル名を入力する際に、ファイル名として禁止されている記号を入れると、キーボードを打っても画面上に入力さえできずに、以下のメッセージが表示されます。
またWindowsでは、基本的にCon Aux Prn Nul Com0~Com9 Lpt0~Lpt9といったデバイス名をファイル名として作成することができません。以前使用できないといったCLOCK$はWindows10ではフォルダーやファイル名として普通に使用できます。
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例えば、以下のようにConというファイル名を作成すると、指定されたデバイス名は無効です。とエラーメッセージが表示されます。
過去MS-DOS時代から用いられてきたデバイス名は現在のWindowsでも使用することができません。
名使用不可なファイル名 | 用途 |
---|---|
CON | コンソール(入出力) |
AUX | 補助(予備)デバイス |
PRN | プリンターポート |
NUL | ビットバケツ(PCデータの削除の全般) |
COM0 ~ COM9 | シリアル通信ポート |
LPT0 ~ LPT9 | パラレルポート |
それでは、デスクトップ上に上記の禁止フォルダー名のうち、auxとconの2つのフォルダーを作成してみましょう。まずコマンドプロンプトを起動します。
Windows 10 Creators Update(バージョン1703)後には スタートボタンの右クリックメニューからコマンドプロンプト項目がなくなってしまいました。Windows Powershellが既定の表示シェルになりました。コマンドプロンプト」に切り替える方法は以下のリンク先から確認できます。
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スタート画面の右クリックメニューから消えているコマンドプロンプトを表示する方法▼ 簡単に以下のmdコマンドを入力してEnterキーを押します。
C:\Users\MIJ>md \\.\c:\users\%username%\desktop\aux 1
C:\Users\MIJ>md \\.\c:\users\%username%\desktop\con 2
▼ デスクトップ上でマウス右クリックし、1最新の情報に更新をクリックします。
▼ すると、デスクトップ上、auxとconの2つのフォルダーが表示されます。
しかしMacやLinuxでは普通に作成できる名前なので、WindowsOSでフォルダーやファイルを閲覧する際に不具合が起こる可能性があります。
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▼ 通常WindowsのフォルダーやファイルはDeleteキーで削除できますが、これは削除できません。以下のように1conフォルダーを選択し削除を行っても2この項目は見つかりませんでした。とメッセージが表示されます。
削除するにはコマンドプロンプト上で以下のrdコマンドを使います。
C:\Users\MIJ>rd \\.\c:\users\%username%\desktop\aux 1
C:\Users\MIJ>rd \\.\c:\users\%username%\desktop\con 2
▼ 削除コマンド実行後に、デスクトップからフォルダーが削除されます。
もっと簡単な方法としては、キーボードのテンキーを使って実現できます。まず新規フォルダーを作成します。>デスクトップ上でマウス右クリックし、新規作成>1フォルダーをクリックします。
新しいフォルダーを出した後に、キーボードのALTキーを押しながらテンキーの数字0160を順番に押した後に、手を放します。すると、1入力モードになり、例えば、2prnと入力完了しますと、以下のようにフォルダー作成ができました。
テンキーの入力数字は、WindowsOS環境により異なる場合があるようです。例えば、0160の代わりに255が適用されたりします。
上記のコマンドプロンプト上を使った削除方法と違って、普通にDeleteキーを押して作成されたフォルダーとファイルを削除します。
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